地球へ…アニメ・劇場版辛口考察 その6

こんばんは、マダムやん♪です。

この時間は「地球へ…」考察を、アニテラと劇場版を織り交ぜながら展開していきます。 ネタバレ注意!

なお、辛口と銘打ってある以上、かなり辛口、というか濃い目ですので、最下部に記した魔法の呪文を唱えてからご閲覧くださりませ。


それではいきます!


解釈は、人それぞれ、人それぞれ〜〜〜〜〜 

アニテラ section:06「ステーション E−1077」

今回はアニメオリジナルストーリーなので、原作、劇場版語りはお休みです。


前半。

ダブル主人公その2、ことルルーシュ=ランペルージ…ではなく、キーシュ=アニャーン…でもない、キース=アニアンの登場です。 なお、この表現はアニテラキースにのみ適用されます♪

いかにも怪しげな女神像って、どう見てもフィシスなのはともかく、あまりにもあからさま過ぎていいのかと心配になっちゃいましたが、原作未見の人は何であそこにフィシスが?と驚いてくれたのかな。 
最初はフィシスがその内グラン・マの依代にされてキースをぶいぶい言わせるなんていう素敵なオリジナル展開への伏線だと思ってたんですけど…ファンが許すはずないですよね、ははは。
だーってフィシスって、ナスカ脱出からラストまで暇なんだから、何かやらせてもいいんじゃないかなーと思ったのです。
ただのイライザとフィシスの関係への伏線ですか?
水槽のこつんこつんと、それに対応した揺らぐ手の表現はなかなかよかったですよ。

イライザのイメージは各々違うのは周知のとおりなのですが、どのイライザもあの黒いドレスで黒髪なんでしょうか。 あの黒いドレスの似合わないイライザのイメージを持ってる人もいるのかな、あははん。 

ダメだ…どうしても突っ込みたい!

14年間水槽の中にいっぱなしのあなた! 教育プログラムで生活に関する知識だけは把握しているのはわかります。 でもね。 

実際筋肉を使って歩いた事もないのにそんなに普通にさっさと歩けるものなんですか?
それと、14年間もずっと水槽の中にいる必要性があるのですか?

新入生ガイダンスが始まり、サムとキースが出会います。 この時のサム、明らかに一目ぼれです。 当時はキースびいきだろうとしか思ってなかったのですが、どうやら違っていたようです。 それについてはまた後ほど。

ガイダンスでも、「血縁関係のない親子関係」云々といってました。 ぶっちゃけ血縁関係なんてないのが当たり前の世の中だからわざわざここで言う必要ないと思うけど、まあいいや。 要はサムや他の子があのガイダンスを鵜呑みにしてみんなともだちー♪なんてあっさり感化されちゃうのを見せるのが目的なんだから。 その点では原作の目論見をちゃんと踏襲していると思いました。
アニテラにもいいところは(略)。
現代社会でも、マスゴミや有名人の言う事をそのまま自分で咀嚼せずに受け入れがちですからね。 外見だけは美しい映像と聴き心地だけはいい音声に騙され、その真の意味にまで言及できていないのです。


30年前も今も一緒かよ。 竹宮先生、複雑な心境ではないかと。


で、生まれたてのキースは初めて声をかけてきたサムと、ともだち認定「させられた」のでした。 無論、イライザのばら撒いた「告知(ノーティス)」によって。

グレイブ先輩。 この当時18歳なんですよね? 申し訳ないけど25歳以上に見えます、留年しまくりですか? もうちょっと高校生らしく描いてあげてくださいよ…。 この人折角いいキャラなのに、ちっとも活かしきれずにもったいない事をしましたね。 このままキースのライバルポジションか、部下になるならなるで、もっとしたたかさを見せてくれてもよかったのに、このスタッフじゃ綿密に練られた心理描写や大人の駆け引きは無理か。

本来なら、去勢された羊しかいないSD体制にて、駆け引きなんてできる人間はいてはいけないんですけどね。

で、この時入港していたトリトン級最新鋭戦艦が、後にボロ戦艦としてグレイブ先輩からキースへプレゼントされるのでした。 
そしてステーションへやってきた不安げなスウェナ。 これが後のマツカの告白=「みんな人形みたいで心が空っぽで云々」への伏線かもね。 あの時の告白音声がキースのモノローグで消えてたのは、マツカの不安をこの時の映像で見せたからなんだという表現だったのかも。

歳月の流れを見せてくれたいい伏線だったのに、後半のBL路線のせいで全部パーです…。


後半。

緊急事態にとっさに対応できたグレイブ先輩GJだったのに、結局はすべて「キースのための教育実習」につきあわされただけだったのでした。 つまり、道化ですね。 でも先輩、かっこよかったですよ! システム任せにするまではね。

で、もしここでキースがパージされちゃっても別の子を覚醒させれば事足りるんですよね。 アニテラでは「魂の器」は、フロア001にうじゃうじゃいるんだから。

わたしが死んでも、代わりはいるもの。 

サムとスウェナの再会。 ここでスウェナはサムをちゃんと覚えてたけど、サムはしばらく経ってからスウェナを思い出したところがミソなんですよね。

そのスウェナもキースに一目ぼれ。 あーあ、スウェナからズウェナ様へのスイッチが入っちゃった…。 冒頭のサムの一目ぼれシーンもそうだけど、この不自然さは後のフロア001にてイライザが説明してくれましたので、詳細はその時に。
ともかく、この時点でもう、アニテラの彼女に原作のような「儚げに見えて意思が強い女の子」という期待をかけるのはやめました。 まあね、最初っから「儚げ」じゃなかったけどね。
それでもまだ、ジョミーとキース共通の知人=ミュウと人類の調停者役になるだろうという望みは持っていたのです。

まさか、ミュウと人類の首長それぞれへのストーカー&クレーマーとなるなんて、思いもしなかったですよ…orz

そりゃあ実際、この時点ではまだ彼女の今後は「決まってなかった」らしいじゃないですか。 色々候補があったけど確定してなかった、というのか、再登場させるかどうかも決めてなかったのか、どっちですか? 放送終わってるけど。

アニテラ第1話の学校にあった監視カメラは大して怖くなかったけど、このラストのイライザモードのカメラは普通に怖かったですね。 

「キース=アニアン、第1段階合格。」

折笠さん、GJです!
アニテライライザはキースにも平気で嘘のつける性格悪いバカ母でしたけど、あの色っぽさ、誰がプログラミングしたんでしょうね。 

で、キース=アニアン育成段階、第2、第3段階って、具体的にどの段階だったんですか? アニテラではそれっきりでしたので、勝手に妄想するしかないですけど第2段階が国家騎士団入りで第3段階が国家元首着任ってとこが妥当な線でしょうね。
で、最終段階がイデの発動テラコン止めですかそうですか。




ところで、前回お話したピーター=パン。 原作のフック船長をモデルとしたキャラがいると書きましたけど、このアニテラキースがそうだと思います。

外見上の特徴…その髪はちょっと離れたところから見ると黒いろうそくみたいで、ハンサムな顔立ちにひどく人をおどすような印象を与えていました。 すばやく右腕のフックをあなたに見舞う時を除いては、目はワスレナグサみたいなブルーで深い憂いに満ちています。 ただ右腕のフックを見舞うようなときには、目の中に2つの赤い点があらわれ、身の毛もよだつ炎を燃え上がらせたのでした。(原作より抜粋)

内面上の特徴…態度といえばどこか偉大な君主みたいなところにこだわっていて、空中にいるうちにあなたを引き裂いたりするのでした。 フックは評判になるほどの話し上手だと言われていましたし、礼儀正しいときほどもっとも残酷なときで、それこそたぶんフックが本物の礼儀作法を身につけているということの証明になるのでしょう。 ののしってるときでさえ、フックの言葉使いの優雅な事ときたら、態度に気品があるのと同じように、他の船員とはひときわちがった気質の持ち主であることを示していました。 不屈の勇気をもった男にも、ひとつだけは後ずさりするようなものがあるといわれていますが、フックにとってそれは自分の血を見ることでした。 その血はどろどろしており、ふつうとは違った色なのでした。(原作より抜粋)

おまけ。 アニテラキースの誕生日とされる12月27日は、1904(明治37)年に、童話劇「ピーターパン」がロンドンで初演された、「ピーター=パンの日」です。


原作のフック船長は、上記のように知的なイギリス紳士で計算高くて、典型的な大人像なのです。 だから永遠の子供であるピーターにとっては、母親を奪った父親であり、子供の敵である大人であるため、宿敵となっているのです。 ひいき丸出しです。

ともかく、原作のフック船長は、めちゃくちゃかっこいいんですよ〜 でずにアニメのフック船長はただの道化です。 悪役ですらありません。 

気になったのは、
>その血はどろどろしており、ふつうとは違った色なのでした。
の部分。 これはつまり、「普通の人間じゃない」フラグとヤマサキ監督からみなされたのかもね。
折角こうして条件合わせをしてあげたのに、実際出来上がったアニテラキースは紳士でもなく、計算高くもない「精神分裂症」キャラですか…。 いえいえ、アニテラキャラ殆どが精神分裂症ですから!!! 
キャラの名誉のために補足すれば、キャラの頭がおかしい、という意味ではなく、アニテラの脚本家たちに、各キャラクターの一定したイメージが確実に伝わってなかったので、各脚本家が勝手にイメージしてキャラの性格を判断して脚本を書き上げた結果、キャラクターの人物描写が各話ばらばらになってしまった、という意味です。

それは全て、総責任者であるヤマサキ監督の統率力不足のせいでっす♪

それよりも原作者であるバリって、作中で主人公のピーターを「躾のなってないクソガキ」扱いしてて、フック船長は上記のようにべた褒めしてるんですよ。 
マダムやん♪が原作ピーター=パンを好きな理由は、子供をけなし、突き放す児童文学だからです♪ やはり実際に読んでもらわないとあのシビアさは伝わらないです、子供用の劇にしないと人気が出ないくらいにね、ははは。 あんな内容でよく「子供用」として出版しようと思ったものですよ、バリさん。

原作ピーターの基本テーマは
「いつまでも子供じみた事をしてるのはただの逃避、アダルトチルドレンです。 子供はいつかは大人になるのだから、子供でいるうちに楽しんでおいて、将来子供を楽しませる事のできるまともな大人になりなさい」なのかな。 「母系社会の賛美、父親への反発」はあくまでも裏テーマで。
アジア世界とは違い、子供を甘やかさず、自立させるための教育が基本であるヨーロッパならではかもしれません。
このテーマを前面に出して改定したものだったらSD体制時でも出版可能ではありますけど、なんといっても最大のネックはや妖精などの「異種族の存在」ですね。 削除して改竄すればそれでオッケーですけど、アニテラの絵本ではしっかりティンクの姿がありました。 まあ、どうせ二次アニメだから気にしなくてもいいか。

ピーターネタは後の風木軍団にも適用されてるようなので、それはまた後日にて。




キースの内面がまともに描かれていたのって、ステーション編だけでしたね。 ひよこなので内面もクソもないんですけど。 でもさ、4年後までひよこなのはどうかと思うのです。
今回の脚本は一応ヤマサキ監督だけど、イライザの陰謀やらパージやらキースとサムの友情やら、SFアニメとしてまともな展開でした。

やればできるじゃないか!!! SFアニメは最後までSFアニメとして作ってください!!! もう放送終わってるけど。

ステーション編の展開が本編で一番面白かったと思われる最大の功労者はわれらが根元さんです! 根元マジックは次回から大いに堪能いたしましょう。


今週はここまで! 

次回、 てぇぇぇらぁぁぁぁぁぁぁへぇぇぇぇぇぇぇぇ、総合辛口考察、
「反逆のシロエ」 

に、ご期待ください!

テーマ : 地球へ… - ジャンル : アニメ・コミック

Comment

トルマリンさまー。

こんばんは。

マダムやん♪たち古参のファンは、フィシスとイライザは別人だと知っているから、「別人」だと認識できるけど、知らない人には「黒髪で目の見えるフィシス」に見えるのかもしれません。
たとえば、マダムやん♪は外見ではなく内面で人物像を見ているので、原作ジョミーとキースは同一人物だった事がある、という認識を持っておりますが、その件についてはまた日を改めて。

サムはいいキャラです。 わかりやすい設定なのでアレ以上キャラを変えられないのも事実です。 精神分裂症にされなくてよかったね、サム。
サムとスウェナの一目ぼれについては、また後日に。

ガイダンス。 イマドキの若いもんもあっさり洗脳できそうですね。

>老けてるグレイブさんと後半キース。
キャラの年齢設定がいい加減だったからじゃないですか−?(投げやり) 特に後半は路線変更しましたから、さらにいい加減設定だったと思います。

>人格破綻したキャラ
なんかね、もう…。 路線変更がこうも悪影響を及ぼすとは思いませんでしたです。 我慢して見守ってきた自分がバカみたいです。
いや、路線変更のせいじゃなくて、監督の統率力のなさが原因か。

ではねー。

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